Imperial War Museum London

ウクレレとはまったく関係がないが,Imperial War Museum Londonへ行ってみた。帝国戦争博物館って訳せばいいんだろか。すげーよかった。クオリティ高須クリニック

概要

  • イギリスの戦争の歴史をまとめた博物館
  • ある意味戦利品展示場
    • また勝っちゃったんで,こんなのぶんどって来ました☆ みたいな
    • でも展示はレベル高い
  • 地下鉄LAMBETH NORTHから徒歩7分(?)くらい
  • 10時から18時
  • http://london.iwm.org.uk/server.php?show=nav.00b

感想

とにかく本物があってスゲー。あと,たくさんの戦争をまじめにやった国なんだなと。知らない戦いもいくつかあった。ヨーロッパまわり。

歴史認識は自分の知っている範囲*1ではわりと普通。違和感を感じたのは,冷戦の緊迫感度合いくらい。日本の認識よりここのほうがずっとヤバス!な感じだった様子。あと,1945年以降もいっぱい戦争してるのねー,みたいな。

おすすめ度

ミリオタ ★★★★★ 通信機や地図収納カバンなどの小物も充実
飛行機ヲタ ★★★★ 零戦のコクピ周辺が丸裸状態
ガンヲタ ★★★★★ うはw,ktkr! というリアクション間違いなし
靖国神社遊就館*2が好きな人 ★★★★★ もうたまらないでしょう

見たもの

これもたくさんあったがごく一部を。

エニグマ

これが見たくて行った。関連するストーリーはやたら面白いので,興味ある人はWikipediaとか書籍とか推奨。

キーボードの配列はQWERTYだが,XとYあたりがちょこっと違う。

V2ロケット

エンジン部分が見えるようになっている。男の子回路発動しまくり。

零戦

せつないカットモデルが。説明文によるとイギリス軍によって運用されていたそうで。それまでの経歴は「よくわからん」とのこと。

イラストでしか見たことなかった計器板も見えた。照準器は取り外されていた。

このリベットを1本1本打っていたんだよなー,とか。いやほかの国でもそうなんだけど。

地下の展示には零戦のコンパスもあった

The Holocaust Exhibition

ナチスユダヤ迫害をまとめたパーマネントな展示。写真撮影禁止。内容は知っていたものばかりだった。でもすごくよくできた展示だった。

例えば,順路にそって歩いていくと,

  • 胸に星をつけられてね
    • 衣服に星をつけた写真や映像がある
  • 列車に乗って収容所に行かされてね
    • 搬送に利用した列車の本物(一部)がある。順路の上はその列車の屋根
  • 収容所に着いてね
    • ジオラマがある。収容所で着せられるストライプの衣服もある
  • ガス室に送られてね
    • 亡くなった人達の靴が山のようにある

という具合。

これまでは「だれかの意志で聞かされる信じられない話」って感じだった。ここで見たのは,その話を補強するたくさんの本物といっしょで,まさに百聞は一見にという感じ。

misc

ベルリンの壁

戦時中ポスター。わかりやすい

元祖戦車。ギャグっぽい

敵と味方を区別しましょうみたいな

*1:WW2の太平洋側限定

*2:http://www.yasukuni.jp/~yusyukan/